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不当解雇とたたかう日本航空労働者を支える会 

 

不当解雇とたたかう日本航空労働者を支える会の設立について
 2010年大晦日、日本航空により165名に及ぶ違法・不当な整理解雇が強行されました。強行を前に「日本航空の不当解雇撤回をめざす国民支援共闘会議(略称JAL不当解雇撤回国民共闘)」が結成され、本格的な反撃の運動が始まりました。2011年1月には148名(パイロット76名、客室乗務員72名)の被解雇者が、この整理解雇は違法・不当であるとして、解雇撤回と職場復帰を求めて東京地裁に提訴しました。同年9月には乗員・客乗それぞれの裁判で2回の証人調べが行われ、9月30日の客乗裁判には日航稲盛会長が証言にたち「その時の会社の収益力からいけば、誰が見ても雇用をつづけることは不可能ではない」と認めたのです。
 不当解雇を撤回させ、原職復帰を勝ち取り、「解雇自由」の社会を許さず、労働者の雇用と生活、ジェンダー平等と人権が尊重される社会実現、闘争財政への支援をするためにJAL闘争を支える会を作り、ご協力いただきますよう心から訴えます。
2011年11月7日
 〜支える会入会のお願いより抜粋

支える会結成記念講演(2011年11月7日)代表世話人 宮里邦雄 日本労働弁護団会長

支える会結成集会(2011年11月7日) 於:2011年11月7日 文京区民センター

 国労千葉地本坂口書記長からは、「私たちはこの間の闘いで、多くの仲間に支えられてきました。この集会を契機に、共闘を中心にしながら、地域での問題や企業内での課題・問題を交流しながら、解雇撤回闘争として共に闘っていきたいと考えています」。
 医労連山田委員長からは、「患者や乗客の命を守るためには、十分な人員配置と豊かな経験に裏づけられた技術が必要です。JALの不当解雇は命を守ることを投げ捨てた行為だと思います。」
 日本年金機構移行時に解雇された全厚生闘争団國枝事務局次長からは、「経験者がいなくなって、安心して暮らせる年金が実現するでしょうか。空の安全を目指すJALの人達と同じ思いです。思いを一つにして職場に戻りましょう。」
 11月7日、18時半から、文京区区民センターにおいてJAL不当解雇撤回・職場復帰をめざす「支える会」結成集会が開かれました。350人収容の会議室にどれだけの方が集まっていただけるか心配でした。18時15分では会場は原告団以外の来場者はちらほら程度。がらがらだったらどうしようと本当にドキドキ、ハラハラでした。ところが開始時刻5分前頃から次々とお見えになり、一時は受付に長蛇の列ができる状況で、予備のパイプ椅子も次から次へと運び出され、最終的には原告68名を含み、約400名の参加者を迎えることが出来ました。エアコンが効かないくらい熱気のある集会となりました。ご参加いただきました皆様有り難うございました。
 開会前には“うたごえ”の合唱で「あの空へ帰ろう」が参加者と共に歌われました。集会は運営委員井上さん(全労連)の司会、運営委員遠藤さん(全労協)の開会のことばで始まりました。

 

 原告弁護団の山口弁護士から、証人尋問で解雇の不当性を明瞭にすることができたと裁判報告がされた後、代表世話人の宮里労働弁護団会長より「JAL闘争の意義」という課題で30分の講演が行われました(要旨後段)。国鉄分割民営化とJAL解雇問題の関係、JAL解雇問題の労働運動における位置づけ、東京地裁判決の勝利の重要
性等非常にわかりやすい内容でした。 ついで柚木支える会事務局長から支える会の体制と闘争財政確立のため会員獲得目標年内3万人、最終的には5万人実現に向け協力が呼びかけられ、次に連帯の挨拶を受けました。

 元国労旭川闘争団内田団長からは、「解雇とは生活の破壊、人間の尊厳まで無視をされ、人格まで否定される。こんなことは許せない。稲盛会長の言葉を決して安易に受け止めず、常に警戒心を持って立ち向かう必要性があると思う。皆さん方があの空で羽ばたいている職場に帰るまで、ともに頑張りましょう」。
 


 その後、参加原告をバックに内田・山口両原告団団長から決意表明があり、最後は全労協全国一般東部労組菅野委員長の若々しく力強い団結頑張ろう!で閉会しました。当日会場で早速41件(47口)の入会申し込みをいただきました。目標達成をめざして是非会員の方から職場やお知り合いの方へ会員拡大をお願いいたします。


不当解雇とたたかう日本航空労働者を支える会

(略称:JAL闘争を支える会)

〒144-0043
東京都大田区羽田3丁目3-15
  デラモタワー202

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